新製品開発ヒストリー

目指したのは「デスクワーク=腰痛・肩凝り」からの脱却

「座クッション」は、デスクワークをするすべての人々が抱える腰痛・肩凝りの悩みにアプローチした商品です。

オフィスワーカーにとっていつの間にか、腰痛や肩凝りが職業病になってしまい『どうせ治らない』『痛いのは当たり前』という前提で、痛みや違和感を我慢しながら仕事を続ける方が多くいらっしゃいます。

しかし、痛みの改善を怠ることが日々の生活の質を妨げ、仕事のパフォーマンスにも影響を気付かぬうちに与えてしまっているのです。

腰痛による経済損失は日本全体で3兆円とも言われており、痛みを放置することで「労働意欲の低下」「生産性の低下」へと陥ってしまい、日常生活への支障も出てしまいます。こうした悪循環に陥る現代のビジネスマンを職業病から脱却してもらおうと本プロジェクトはスタートしました。

 

 

「人生の1/3時間」へ、それぞれの挑戦から

創業145年の老舗寝具メーカー『浅尾繊維工業株式会社』

安心安全な原料と心地良い寝姿勢にこだわった寝具を製造販売している浅尾繊維工業株式会社。自社工場は西日本最大級の敷地面積を誇り、年間150,000枚以上の寝具を生産しています。

昨今、健康志向の高まりなどを背景に睡眠への関心が高まっています。寝具業界においては、通気性にはじまり身体へのフィット性などを訴求した商品の高機能化、睡眠の質改善へのありとあらゆる取組が盛んにおこなわれています。一方で低価格商品や身体に優しくない製品が市場の大半を占めているのも現状です。

 

「くらし」と「しごと」をデザインする『株式会社Canvas』

全国の作業療法士や理学療法士と共に、「心身、仕事、環境」をトータルで分析し、企業で働く人々の健康増進・会社の生産性向上を目指す新しいビジネスモデルを構築しました。

多種多様な業種からオファーが集まり順調にサービスが浸透し、療法士向けのオンラインサロンには全国から200名を超えるメンバーが集いました。

 

この2社の共通キーワードは「人生の1/3時間へのアプローチ」です。

「健康」の力で社会を良くしようという事業テーマを掲げている両社。

睡眠時間・就労時間それぞれ1日の1/3を費やします。過ごす場所は違えど、「環境を整える」ためのゴールは同じです。

 

腰痛の原因に迫る

デスクワークによる腰痛の原因は「長時間同じ姿勢」でいることにあります。

長い時間同じ姿勢でいると、次第に背中が丸まり腰に負担のかかる座り方になってしまいます。コロナ禍においてリモートワーク等働き方の変化によって、座りながら仕事をする人が圧倒的に増えました。中にはリビング等、デスクワーク向きでない椅子で仕事をすることも腰痛の原因です。

そして、すべての不調は腰痛からはじまります。肩凝りや首凝りも腰痛が原因で引き起こされます。

 

 

座クッションの特徴

・数ある寝具素材の中から“新幹線のシート”にも使われる素材を採用し、お尻にかかるストレスを優しく分散します
・ハイクオリティ高反発素材による座り心地と安定感を追求、美しい姿勢をサポートします
・「座り直し」の動作を妨げず、長時間利用に最適なデザインを採用
・メッシュカバーで蒸れにくく、洗うこともできます

 

これから目指す姿

コロナ禍でリモートワークが増えている昨今、座りながら仕事をする「長さ」や「内容」を見直すことで、働く環境もアップデートするタイミングにあると思います。今回の商品を通じて、働く人々が環境改善への意識が高まることを願っています。そして、私たちの手掛ける製品の良さを知っていただくきっかけを増やし、より健康でやさしい社会を目指します。

また、私たちのように同じ志のある企業同士がつながりあうことで、分野を越境し価値が輝いたり再発見されるモデルとなりたいと考えます。そして、島根にある企業の価値が全国から発見されることを願っています。

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