腰痛に悩んだら、まず見直したい寝具の話
「朝起きると腰がつらい」「寝ているはずなのに、疲れが抜けない」
こうした腰痛の悩みで、寝具やマットレスを見直そうとする方は少なくありません。
当社にも、同じような相談が寄せられます。
その中で強く感じるのは、腰痛の原因が”体そのもの”だけでなく、
寝ている環境にあるケースがとても多いということです。
なぜ寝具が腰痛につながるのか
腰痛と寝具の関係でよくあるのが、
「柔らかいほうが体に良さそう」「硬いほうが腰が楽そう」という思い込みです。
実際には、
- 柔らかすぎる寝具 → 腰だけ沈み込み、寝姿勢が崩れやすい
- 硬すぎる寝具 → 腰やお尻に圧が集中し、力が抜けにくい
という両極端なケースが多く見られます。
寝ている間、腰は常に体重を支えています。
その支え方が合っていないと、
無意識のうちに筋肉が緊張し、朝の腰痛につながることがあります。
腰痛対策で重視したい寝具のポイントは3つ
① 体を「点」で支えられているか
腰痛対策の寝具でまず見るべきなのは、体圧の分散のされ方です。
肩・腰・お尻といった重い部分だけに負担がかからず、
全体でバランスよく支えられているかが重要になります。
相談対応の中でも、「寝返りのたびに腰が気になる」という方ほど、体圧が一点に集まっているケースが多い印象です。
② 寝返りが自然にできるか
腰痛のある方ほど、寝返りのしやすさは見逃せません。
寝返りは、体にかかる負担を分散するための自然な動きです。
反発力が足りないマットレスだと、体が沈み込みすぎて寝返りが打ちにくくなります。
逆に、適度な反発があれば、余計な力を使わずに体勢を変えられるため、
腰への負担が軽減されやすくなります。
③ ムレや湿気で体がこわばっていないか
腰痛と聞くと意外に思われますが、寝具の通気性も腰の違和感に影響します。
寝ている間に汗や湿気がこもると、体が冷えたり、無意識に力が入ったりしがちです。
その状態が続くと、腰まわりの筋肉も休まりません。
通気性のある寝具は、結果的に体をリラックスさせ、腰への負担を減らす助けになります。
※「ゴア®羽毛ふとん」はふとんの中が蒸れにくく、快眠をもたらします。
※三次元スプリング構造体構造である「B-AIR®」は、そのほとんどが空気層でできているため、一般的な硬綿敷布団に比べ、通気性に優れています。
浅尾繊維工業が考える腰痛に悩む方へのマットレス
当社では、「腰痛にはこれ一択」という考え方はしていません。
体格、寝姿勢、生活環境は人それぞれ違うからです。
ただ、共通して大切にしているのは、沈みすぎず、支えすぎないバランスです。
● 波型四層構造を採用した敷き寝具
体圧を分散しながら、腰が沈み込みすぎないよう支える構造を取り入れています。
仰向けでも横向きでも、背中から腰にかけてのラインが自然に保たれることで、
「朝の腰の重さが違う」と感じる方も少なくありません。
※「キャップロール®」の〔波型四層構造〕は、背骨をいたわり、理想的な寝姿勢をもたらします。
● 三つ折りタイプの扱いやすさ
腰痛対策に加え、寝具は毎日きちんと清潔に使い続けられることも重要です。
三つ折りタイプであれば、立てかけて湿気を逃がすことができ、清潔な状態を保ちやすくなります。
腰痛に悩む方へ伝えたいこと
腰痛対策というと、運動やストレッチを思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろんそれも大切ですが、一日の3分の1を過ごす寝具を見直すことも同じくらい重要です。
- 今のマットレスで寝返りがしづらくないか
- 腰だけ沈み込んでいないか
- 朝起きたとき、体がこわばっていないか
この3つに心当たりがあるなら、寝具を見直す価値は十分にあります。
腰痛対策は「合う寝具」から始める
腰痛の原因は人それぞれですが、寝具が体に合っていないことで症状が長引いているケースは珍しくありません。
体を無理なく支え、腰痛に良いマットを探している方こそ、評判だけでなく、実際に寝具専門店で自分の体がどう感じるかを確認してみてください。
一晩の眠りが変わると、翌朝の腰の感覚も、きっと違ってきます。


